今年もこの季節がやってきました。
Jリーグ新シーズンの幕開けを告げる「FUJI XEROX SUPER CUP」が2/20、埼玉スタジアムで開催されました。
J1と天皇杯王者の川崎フロンターレと、J1 2位のガンバ大阪の対戦。
結果は、
川崎フロンターレ 3 - 2 ガンバ大阪
という結果でした。
この状況下、現地に行くのはなかなか難しいので、テレビでしっかりチェックしましたよ。
川崎フロンターレについて
ゼロックス杯の川崎フロンターレのシステムは、昨年同様、4-3-3のフォーメーション。
DF陣は怪我で離脱中の左SBの登里選手に代わり先発したのは、なんと中盤が本職の大卒2年目、旗手選手。
昨年大活躍の三苫選手を注目しがちですが、旗手選手もなかなかクオリティの高い良い選手です。
中盤は、逆三角形(2シャドー、1アンカー)の形で、昨年ベストイレブンに選出された守田選手はポルトガルに移籍したため、そこのアンカーのポジションには名古屋から獲得したシミッチ選手が入りました。
1トップは、レアンドロ・ダミアン選手。
左ウイングには、昨年MVP級の活躍を観せた三苫選手が入りました。
ガンバ大阪について
ゼロックス杯のガンバ大阪のシステムは、フロンターレ同様、4-3-3のフォーメーション。
中盤もフロンターレと同じ逆三角形の形です。
DF陣には、こちらもビックリ。
攻撃的なポジションを得意とする小野瀬選手が右SBで起用されました。
三苫選手対策として、小野瀬選手を右SBで使ってきましたね。
注目の1トップはパトリック選手。
新加入のレアンドロ・ペレイラ選手とチアゴ・アウベス選手はベンチからのスタートでした。
試合を観戦してみて
試合の方は、前半に三苫選手の2得点で、フロンターレがリードして前半を折り返しましたが、後半にガンバが追いつくという展開。
後半アディショナルタイムの残り1プレーで、フロンターレの小林悠選手がゴールを決め、勝利を収めました。
Jリーグ開幕前の前哨戦ということでしたが、なかなかの良いプレーがたくさん観られて面白かったです。
フロンターレは序盤から家長選手と三苫選手の両ウィングを中心にした多彩な攻撃パターンで、ガンバゴールを責め立てましたが、GKの東口選手の好セーブなどでゴールを割らせない展開。
一方、ガンバは前線からのプレッシング対抗。
高い位置でボールを奪ったり、相手のミスを誘うシーンも見られましたが、そこからなかなかいい攻撃に繋げられませんでした。
ボールを奪った後、どのように攻撃に繋げるか。
そこが今後のガンバの課題のように感じました。
また前線からのハイプレスを90分通して続けるのは難しい。
後半のゲームコントロールも課題ですね。
そんな中でも活躍が期待できそうな選手を何人か見つけましたよぉ。
フロンターレではやはり三苫選手。
それと新加入のシミッチ選手。
三苫選手は、昨年同様、幅を大きく使ったドリブルで、チャンスにたくさん絡んできそうな雰囲気を感じさせてくれました。
新加入のシミッチ選手は、ポジショニングを意識しながらDFラインからボールを引き出し、シンプルなプレーでサイドへ展開したり、くさびを入れたり。
良いリズムを作っていました。
この試合は出場しませんでしたが、MF大島僚太選手が戻ってきた時、現在の中盤の構成がどのようになるのか楽しみですね。
一方、ガンバでは、昨年ハイパフォーマンスを見せた井手口選手が、要所要所で良いプレーを観せてくれました。
相変わらず運動量が豊富で、色々な所に顔を出し、攻撃に絡もうとしていました。
守備でも当たり負けしない力強さを見せていました。
ただ、まだゴールチャンスに絡んでくるシーンが少ない。
井手口選手がチャンスにたくさん絡んでくるようになれば、Jリーグでも優勝争いに食い込んでくることになるでしょう。
終わりに
フロンターレはチームの中心、大島選手が欠場。
ガンバでは宇佐美選手が欠場。
小野瀬選手がいつもと違うポジションで出場。
新加入選手のレアンドロ・ペレイラ選手とチアゴ・アウベス選手は、まだチームにフィットしておらず。
どちらのチームも仕上がりとしてはまだまだの印象を受けました。
J1開幕まであと少し。
他チーム含め、今年のJリーグも面白くなりそう。
楽しみです。
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