中2日で再び行われたU-24日本代表と、U-24アルゼンチン代表の一戦。
結果は、
U-24日本代表 3 – 0 U-24アルゼンチン代表
初先発のFW林選手(サガン鳥栖)の先制点と、コーナーキックからDF板倉選手(フローニンゲン)が2得点を決め、U-24日本代表が勝利を収めました。
3/26に行われた第一戦のリベンジを見事果たしてくれましたね。
サッカー歴20年以上の私が、勝利を手繰り寄せたポイントについて解説したいと思います。
Embed from Getty Imagesポイント1:チャレンジ&カバーの徹底で、守備力が向上
Embed from Getty Images3/26に行われた第一戦では、セカンドボールのせめぎ合いで弱さが目立っていた日本代表。
この試合では随所に戦う姿勢が見られ、チャレンジ&カバーが徹底されていました。
守備力が向上したことにより、思うような攻撃ができなくなったアルゼンチン代表はイライラが募る展開。
フラストレーションが溜まり、1試合を通して日本代表のペースでした。
ポイント2:ビルドアップの改善
Embed from Getty Images第一戦で出場停止だったMF田中碧選手(川崎フロンターレ)がボランチに入ったことで、ビルドアップが格段に向上しました。
田中選手は相手選手の間でボールを受け、1タッチ、2タッチで捌くというシンプルなプレーを何度も繰り返し、攻撃のリズムを生んでいました。
また、チャンスの場面ではドリブルで持ち出したり、攻撃のスイッチを入れる縦パスを入れたり。
相手のプレッシャーが厳しく囲まれる場面もありましたが、落ち着いて対応していました。
前回の試合では、ボランチからの展開に少し物足りなさを感じていましたが、田中選手が見事に修正してくれました。
素晴らしいゲームメイクでした。
ポイント3:DFラインからのロングボール
Embed from Getty Images第一戦ではほとんど無かったDFラインからのロングボール。
この試合、センターバックに入ったDF瀬古選手(セレッソ大阪)が素晴らしいロングフィードで先制点をアシストしました。
また、同じくセンターバックに入っていたDF町田選手(鹿島アントラーズ)も、素晴らしいサイドチェンジで攻撃の起点になる場面がありました。
前回の試合では、DFラインから局面を変える大きなパスというのが無く、同じリズムでのパス回しが目立った日本代表。
DFラインからこのようなボールが出てくるようになったことで、アルゼンチンDF陣は警戒心から意識が後方に向いてしまい、コンパクトな守備を90分保つことができなくなっていました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この試合、勝利を手繰り寄せたポイントは3つ。
- チャレンジ&カバーの徹底。
- ビルドアップの改善。
- DFラインからのロングボール。
中2日で、ここまで修正してきたU-24日本代表に驚きました。
この修正能力は、短期決戦のオリンピック本番で絶対生きるはずです。
まだまだ精度を上げていかないといけない所はありますが、オリンピック本番に期待が持てる勝利でした。
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